ミラクルズ
2003年8月25日某CD屋で何とも不思議な体験をしたのでご報告致します。
私はよくCD屋でブラブラしながら何の目的もなく1時間程物色したり試聴したり、しかしこれといって最終的に決めるわけもなく、多分店員にとっては「まだいるのかよ」的な客なのですが、その日は違っておりました。
CD屋はフロアに大音量で曲を流し、そのジャケをモニターに映し出すという親切設定が為されていて、普段は旬のミュージックシーンに疎い私でも、あ・今掛かっている曲はこれなのネ、ふうんいいじゃない?っとしっかりチェックしたあと、後日友達にこのCDいいよねえ? ええ知らないの?? いやー参ったね、もっと勉強しなさいよとすました顔で言うのがマイ・ブームとなっていた今日この頃ですから、やはりガツンと来てしまったのです。
かかっていたのは何ともラテン調で軽快でしかもブラジリアンハウス的な何だか日本の物とは程遠い音楽でした。
すぐさまモニターにかじり付いた私は、それが「ノーザンブライト」のものであると気づきました(気づかされました)。
う〜ん。ノーザン・・・。名前は聞いたことあったけれども・・・。いいじゃないか!買おう買おう。ってな具合ですぐさまレジにCDを持っていくと店員の策略に(って全然悪い事ではないんですが)見事ハマッた馬鹿な女なので、そこはもうプロですから時間を潰し潰し、ようやく店内が吉田美和の何やら落ちついた曲に替わった頃、私はレジへと向かいました。
レジのお兄さんは、「いらっしゃいませ」「ポイントカードお持ちですか」「○○○○円です」と実にクール且つ必要最低限の接客用語しか発しない人で、ポイントカードを忘れた私が「あっカードないです」と漏らすと「フン」と鼻であしらった(気がした)のです。
事を終え、さあ帰ろうかなとした時、お兄さんに「あの、お尋ねしたいんですが」と止められました。
えっ何!? じ・実は忘れたのではなく財布の奥に貼りついていたカード(再度出すのに気がひけたため無視した)見つかっちゃったとか!?
小心者の私は「・・・・何ですか?」と小さい声で気弱に答えました。
「この曲、かけてたから買われたんですか?」
「はい、そうです・・・(ばれたのね)」
そこで奇跡は起きました。
「そうですかーっ。このCDめちゃめちゃかっこいいですよねー!!」
お兄さんは人が変わったように目をキラキラ輝かせながら語り出し、
「ナントカのカバー最高ですよねえ! も〜かっこいいですよねえ!!」と言ったその顔は先ほどとはまるで別人で、とても活き活きしていました。
この人大丈夫かな・・・じゃなかった、この人本当に音楽が好きなんだなと思いました。
その後もしきりにお兄さんはナントカのカバーの事を最高最高と絶賛していたので、本当はそんなの知らなかったのですが、つい「かっこいいですよねぇ」と言ってしまいました。スンマセン。
家に着いてCDを聴き、ナントカのカバーはジャクソンシスターズのカバーで「ミラクルズ」という曲だと分かりました。
確かに最高でした。
私はよくCD屋でブラブラしながら何の目的もなく1時間程物色したり試聴したり、しかしこれといって最終的に決めるわけもなく、多分店員にとっては「まだいるのかよ」的な客なのですが、その日は違っておりました。
CD屋はフロアに大音量で曲を流し、そのジャケをモニターに映し出すという親切設定が為されていて、普段は旬のミュージックシーンに疎い私でも、あ・今掛かっている曲はこれなのネ、ふうんいいじゃない?っとしっかりチェックしたあと、後日友達にこのCDいいよねえ? ええ知らないの?? いやー参ったね、もっと勉強しなさいよとすました顔で言うのがマイ・ブームとなっていた今日この頃ですから、やはりガツンと来てしまったのです。
かかっていたのは何ともラテン調で軽快でしかもブラジリアンハウス的な何だか日本の物とは程遠い音楽でした。
すぐさまモニターにかじり付いた私は、それが「ノーザンブライト」のものであると気づきました(気づかされました)。
う〜ん。ノーザン・・・。名前は聞いたことあったけれども・・・。いいじゃないか!買おう買おう。ってな具合ですぐさまレジにCDを持っていくと店員の策略に(って全然悪い事ではないんですが)見事ハマッた馬鹿な女なので、そこはもうプロですから時間を潰し潰し、ようやく店内が吉田美和の何やら落ちついた曲に替わった頃、私はレジへと向かいました。
レジのお兄さんは、「いらっしゃいませ」「ポイントカードお持ちですか」「○○○○円です」と実にクール且つ必要最低限の接客用語しか発しない人で、ポイントカードを忘れた私が「あっカードないです」と漏らすと「フン」と鼻であしらった(気がした)のです。
事を終え、さあ帰ろうかなとした時、お兄さんに「あの、お尋ねしたいんですが」と止められました。
えっ何!? じ・実は忘れたのではなく財布の奥に貼りついていたカード(再度出すのに気がひけたため無視した)見つかっちゃったとか!?
小心者の私は「・・・・何ですか?」と小さい声で気弱に答えました。
「この曲、かけてたから買われたんですか?」
「はい、そうです・・・(ばれたのね)」
そこで奇跡は起きました。
「そうですかーっ。このCDめちゃめちゃかっこいいですよねー!!」
お兄さんは人が変わったように目をキラキラ輝かせながら語り出し、
「ナントカのカバー最高ですよねえ! も〜かっこいいですよねえ!!」と言ったその顔は先ほどとはまるで別人で、とても活き活きしていました。
この人大丈夫かな・・・じゃなかった、この人本当に音楽が好きなんだなと思いました。
その後もしきりにお兄さんはナントカのカバーの事を最高最高と絶賛していたので、本当はそんなの知らなかったのですが、つい「かっこいいですよねぇ」と言ってしまいました。スンマセン。
家に着いてCDを聴き、ナントカのカバーはジャクソンシスターズのカバーで「ミラクルズ」という曲だと分かりました。
確かに最高でした。
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